虫歯治療
痛みを抑えた治療
当院ではできるだけ抜かない、削らない治療を心がけております。
また、患者様の負担にならないよう、できるだけ痛くない治療をしています。
痛みが苦手という方でも安心して通えますので、お気軽にご相談ください。
一度削ってしまった歯は二度と元に戻ることはありません。
そのため当院では、できるだけ歯を削らない治療を行っています。
どうしても歯を削る必要がある場合には、極力削る範囲を小さく抑えられるように治療を行っています。
歯医者で行う治療は「治療が怖い」や「痛い」というイメージをお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?当院では患者様が治療時に受ける負担や不快感を、できるだけ感じにくくなるよう、麻酔液を一定速度で注入する電動麻酔器を使用し、可能な限り痛みを軽減した治療を可能にしました。治療は痛いので、歯医者に行くのを迷っているという方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、青島歯科クリニックまでお気軽にご相談ください。
虫歯の原因は、歯の表面についた歯垢(プラーク)です。歯垢とは、ただの汚れや食べ物のカスではありません。食べ物のカスなどに細菌がついて繁殖し、粘り気のある固まりになったものが歯垢なのです。歯垢の成分の8割は細菌でできています。それが歯の表面につき、食事をするたびに栄養、主にタンパク質を取り込んで、酸を作り出します。時間が経過するにつれて、酸が歯を溶かしてしまうのです。この状態を「虫歯」といいます。
細菌の作り出す酸への抵抗力は、歯質の強さや酸を中和し溶け出た歯質を元に戻すという唾液の強さにも左右されます。
実は虫歯には様々な原因がありますが、どういったものがあるのでしょうか?
01
歯質はエナメル質・象牙質・セメント質などでできていて、この強さは一人ひとり異なります。遺伝的な要因もありますが、フッ素配合の歯磨き剤の使用や食事の際によく噛んで唾液の分泌を促すことで歯の再石灰化を助け、歯質を強くすることもできます。
02
虫歯菌は主に糖分を餌として酸を作り出します。そのため砂糖を多く含んだおやつは、虫歯のリスクを高めてしまいます。
砂糖を控えめのおやつを選ぶようにしたり、間食の時間を決めて、ダラダラとおやつを食べないようにしたりするなど、日頃から健康的な食生活を心掛けてみましょう。
03
毎日の歯磨きで歯垢を落とすのと同時に、定期的な歯科医院でのクリーニングで細かい歯の汚れも除去するようにしましょう。キシリトールやフッ化物は細菌の働きを抑制する効果も期待できますので、毎日の歯磨きと合わせて活用するとより効果的です。
虫歯の進行状況は5つの段階に分けられます。初期段階ではほとんど痛みはなく、自覚症状もありません。
気付かないうちにどんどん進行していき、痛みを感じる頃にはある程度虫歯が進行している状態となっています。
虫歯の進行の流れ
まだ歯に穴は開いていない虫歯の初期の段階で自覚症状が無い状態です。表面が溶かされてツヤがなくなり、白く濁って見えたり、薄い茶色になったりします。毎日の口腔ケアとフッ素塗布で歯を修復することが可能ですので、これ以上進行はしないように気を付けましょう。
痛みはありませんが、冷たいものがしみることがあります。歯の表面(エナメル質)が溶け、限られた範囲に狭い穴が開いている状態です。
C0と同様に、 歯を削らなくても 日々の丁寧な歯磨きとフッ素塗布で予防することもできます。これ以上進行はしないように定期的に歯科検診を受けることが大切です。
虫歯が歯の内部にまで広がり、象牙質(柔らかい部分)まで達している状態です。強い痛みを感じる事はありませんが、虫歯が歯髄(神経)に近づくにつれ、冷たい物がしみるなどの症状が出てきます。象牙質はエナメル質より柔らかく虫歯の進行が早いのが特徴です。
この段階まで虫歯が進行してしまうと、歯を削るなどの治療が必要となり、削った後は詰め物 (インレー)を詰めて補います。
虫歯が神経(歯髄)まで進んでいる状態です。表面の穴は必ずしも大きくなく、内部で広がっていることがあります。熱いものがしみるようになるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。この段階まで進行すると、神経を除去し、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、クラウン(被せ物)を被せます。大がかりな治療法が必要になってきます。
虫歯の最悪の状態とも言えます。歯の頭の部分(歯冠部)がなくなってしまい、歯根だけが残った状態です。歯髄は死んでいるため、痛みは感じないことが多いです。そして歯根の先に袋状に膿が溜まりだし、歯を残すことが困難となります。この段階まで進行すると、抜歯を検討しなければいけなくなります。抜歯後は、インプラント・入れ歯・ブリッジなどの補綴治療で歯の機能性・審美性の回復をはかります。
虫歯は放置するほど重症化します
「歯医者に通うのが嫌で、虫歯になっても痛み止めを飲んで我慢をしていました」という方がいらっしゃいます。
虫歯は風邪などとは違って自然に治るという事はありません。
虫歯には進行度がある通り虫歯を放置すればするほど大きな病気となってしまいます。
小さな虫歯であれば簡単な治療で済みますが、進行すると神経を除去する治療が必要になり、その分お金も時間も通院回数もかかってしまいます。
虫歯の治療が必要になったら決して先延ばしにはせず、できるだけ早く歯医者を受診しましょう。
初期の虫歯は歯の表面だけが溶かされ、まだ穴があいていない状態です。自覚症状が無いので、虫歯だと自分で気づく事はほとんどないと言えます。この段階の虫歯は削らずに「再石灰化」を促すことで自然治癒ができます。
再石灰化とは酸により溶けだしたカルシウムやリンなどの歯質が歯に戻ることを言います。フッ素塗布などでこの働きを助けることができます。フッ素塗布と同時に虫歯を進行させないように、正しく効果的なブラッシングの指導や適切な口腔ケアの指導を行います。
歯の表面を覆っているエナメル質に穴が開いた状態の虫歯(C1)や、エナメル質の内側にある象牙質まで達してしまった虫歯(C2)は自然治癒だけでは回復しません。どちらも通常ではほとんど痛みはありません。しかし、象牙質まで進行してしまうと神経が近くなってくるため、冷たいものや甘いものがしみるようになります。
治療では悪くなった部分の歯を削り取り、詰め物や被せ物をし対応します。保険診療の銀歯に限らず、自由診療のノンメタルのセラミック素材のものなど、いろいろな素材があります。歯の状態や患者様のご希望に沿った治療を心がけておりますので、お気軽に当院までご相談ください。
歯の内部にある、神経や血管が入っている「根管(こんかん)」まで虫歯が進行してしまった場合は強い痛みを感じるようになります。それだけでなく、歯髄炎などの炎症を起こしている場合もあります。この段階になると麻酔をして根管治療(神経の治療)などが必要になってきます。
感染した歯髄(神経や血管)を除去し、歯の根の先に膿が溜まっている場合は膿を取り除きます。そのあと根管の形を整え、何度も消毒をし、充填剤と薬剤を隅々まで詰めて密封、再感染を防ぎます。最後に被せ物を取り付けて治療終了です。
歯と歯の間、奥歯の噛み合わせなどの歯垢(プラーク)の残りやすいところ、歯の根の部分、
詰めたものの周りなど、歯磨きしにくいところは歯垢(プラーク)が残りやすく虫歯になりやすいのです。
下記のような部分は毎日のブラッシングでも特に注意してみましょう。
奥歯の噛み合わせ
歯と歯の間
歯と歯肉の境目
歯と歯が重なった部分
歯と根の部分
差し歯の継ぎ目
詰め物をした部分の周り
被せ物をした部分の周り
【治療した歯にできる虫歯】
歯の治療をしたあとの詰め物や、患部にかぶせた冠の周りに歯垢(プラーク)が付着し、それが原因となって虫歯が発生することがあります。
気がついた時には意外に進行していることもあるので、一度の治療だけでは安心はできません。
【根の部分にできる虫歯】
歯周病の進行や、誤った歯磨きなどによって、露出した歯の根の部分も注意しましょう。歯の根の部分は歯垢(プラーク)が残りやすく、歯質も軟らかいので、丁寧に歯磨きしましょう。
虫歯を予防するためにも、歯医者に定期的に通う事をおすすめしています。1人ではできない歯垢や歯石の除去を行い、お口の中の状態を正しく把握する事もできます。また、虫歯になってしまった場合でも早期発見をすることで、患者様のご負担も少なく済みます。加えて患者様自身で自宅でのケアを行う事も重要です。当院ではブラッシング指導なども行っていますので、正しいケアができるようにもなります。健康な歯を保つためにも、ぜひ一度当院にお越しください。